最新の診断技術を採用した先進の家づくり
狭小地でも開放感あふれるリビングに、愛車が並ぶビルトインガレージ。これまでの木造住宅ではあきらめていた、広々とした空間と耐震性の両立が叶う「HARELYA Premium」は、木造軸組工法をベースに、鉄と木材の特殊なフレーム(※2)を組み合わせたSUPER WIDE工法™(※1)を採用。開口フレームと軽量鋼で実現する高耐震設計により、間仕切りのない最大幅10mの大開口で、かつ許容応力度計算による耐震等級3の実現が木造2階建てでも可能となりました。これまでの木造の常識を超えた新しい木造住宅が誕生します。
※1 SUPER WIDE工法(Jブリッド工法)はJ建築システム(株)が開発した工法です。
※2 J-耐震開口フレーム 開発元:J建築システム(株)
一般的に、耐震診断の実施や耐震性の基準は、すべての木造住宅において義務付けられているわけではありません。しかし「HARELYA Premium」では、「構造計算」「微動探査」「WallStat」の実施を必須としています。それにより、耐震等級の最高ランクである「耐震等級3」を取得しているほか、住まいの断熱性能と気密性能を示す「Ua値」「C値」においても独自の高い基準を設け、達成しています。これらを全棟でクリアしているので、安心して長く住んでいただけます。
※1 Ua値(外皮平均熱貫流率)とは、住宅の内部から床・外壁・屋根(天井)・開口部などを通過して、外部へ出ていく熱量を外皮全体で平均した値です。
※2 C値(相当すき間面積)とは、住宅における相当隙間面積のことです。 建物全体の隙間面積(cm2)を延床面積(m2)で割った数値です。
一般的に「耐震等級3」を取得している住宅は「性能表示計算」で計算した場合が多く見られますが、「HARERLYA Premium」では、より安全性の高い「許容応力度計算」による構造計算(図2参照)を、1棟1棟丁寧に行った上で耐震等級3を取得しています。それに加えて、木造住宅倒壊解析ソフトウェア「Wallstat(ウォールスタット)」を用いた耐震シミュレーションも採用。大きな地震の際も被害を受けにくく、安心して住み続けられる耐震性を実現しています。(図3参照)
耐震シミュレーションを実施
安心して長く住み続けられる家へ
京都大学生存圏研究所准教授・中川貴文氏が開発した木造住宅倒壊解析ソフトウェア「Wallstat(ウォールスタット)」は、過去に発生した大地震のデータをもとに、コンピュータ上で建物を揺らして、どのように倒壊するか動画で確認できるもの。従来の木造住宅の構造計算では解析できなかった、実際の建物を用いた振動台実験と同レベルの高精度な測定が可能になりました。建てる前にシミュレーションを行うことで、揺れに耐えるためには耐震部材をどこにどれだけ配置すれば良いのかが分かり、設計プランに応じたより具体的な耐震対策が実現。これまでの豊富な解析実績に基づいて、高い耐震性とデザインを共存させる「強く美しい」木造の家づくりが叶います。
通常の地盤調査に加えて微動探査を用いる理由とは
2016年に発生した熊本地震では、ごく近距離の住宅であってもその被害は大きく異なるという現象が見られました。これは、それぞれの地盤の「地震時の揺れやすさ」によるもの。一般的な地盤調査では、平常時に建物の重さに耐えられる地盤かどうかを調べることはできますが、地震時の地盤の揺れやすさまではわかりません。そこで「HARELYA Premium」では従来の地盤調査に加えて、小型振動計を用いた「微動探査」を実施。地盤の揺れやすさを踏まえた耐震対策を施せるとともに、地盤特性に合わせた構造設計ができるので、二重の安心をご提供できます。
「HARELYA Premium」では、強さ、住宅の長寿命化、施工の容易さを実現し、業界で高い評価を得ている「耐圧版式グリッドポスト基礎工法(オプション)」を採用。既存の基礎では課題とされていた、地盤の影響を受けにくい頑強さや、湿気が停滞しない床下環境など耐震性や耐久性に関わる課題を解決すると同時に、工期の短縮が叶います。性能については北海道学園大学で破壊試験や性能評価を実施済み。強度や安全性、優れた機能性はエビデンスに裏付けされています。